ほたて貝について

Q.ほたて貝のエサとは?

A.エサはプランクトンです。 低温で波静かな水深10~30mの海の底で餌のプランクトンを食べながらのんびり暮らしています。

Q.美味しさの秘訣とは?

A.陸奥湾は、東に下北半島、西に津軽半島、中央には八甲田山系と自然豊かな環境を有し、他の海域には見られない特徴ある海域です。

Q.ほたて貝の移動方法とは?

A.殻を激しく開閉して水を噴射し、海中をジャンプしながら移動します。

Q.ほたて貝の養殖方法とは?

A.ほたてがいは、海底で生活するのが自然ですが、これを海中の施設(篭に入れるか、吊下げるか)で育てるのが垂下養殖です。陸奥湾の養殖方法は、図のとおり、延縄(はえなわ)式施設に吊下げられた化繊製の網でつくられた篭(丸篭と呼ばれ、主に10段に仕切られています。)に、ほたてがいを入れて育てる方法とほたて貝の貝殻に穴をあけテグスまたはアゲピンで吊下げる耳吊りの二方法があります。

Q.ほたて貝に性別はあるの?

A.日本のほたて貝は雌雄異体です。生まれてから1年まではすべて雄です。
2年目からおよそ半分ほどが雌に雌雄転換します。
生殖器(通称ラン)は産卵期が近付く12月から4月頃には大きく三日月形に膨らみます。
白とピンクに大別されますが、性別はこのランの色で判断します。
白が精巣、つまり雄で、ピンクが卵巣、雌なんでんですね。
ちなみに、ときおり白とピンクが混ざったランがありますが、あれは雌雄同体となります。
さてその味はと言うと、うにのような味がします。鮮度の良いものでしたら一度食べてみて下さい。

Q.ほたて貝の食べ方は?

A.A:生臭さなどのクセがほとんどないので、刺身はもとより、煮る、焼く、揚げるなど、手軽な料理方法で美味しく食べられます。

Q.ヒモについている黒い点々は何?

A.それはほたて貝の眼です。レンズや網膜などがあり、高等動物に匹敵するほど発達していますが、実際は光を感じることくらいしかできないようです。
その他の各部の名称はこちら。

ほたて貝のさばき方

貝殻の白い側を上にして持ち、貝の隙間から貝ヘラを入れ、貝の底を押すように滑らせ、貝柱をはがします。貝をひっくり返して、貝柱からはがれた側の貝殻を丁寧に取り除きます。
ウロ(黒い部分)をつまんで引っ張り上げ、貝柱以外のウロ、ヒモなどを取り除きます。最後に、残った貝柱を貝ベラで貝の底を押すように差し入れて、貝柱をはがして終了です。
ヒモは捨てずに、包丁の背を利用しヌメリを取り、適当な長さに切ってお召し上がりください。